エスカレーター

茅ヶ崎駅南口に上がる為のエスカレーターが昨年から壊れていて、不足部品の受注生産が理由で数ヶ月ほど使用できなくなっていた。

今日通りがかると、ようやく修理が始まっていた。少し覗いてみると足場が外されており、その中に4人ほど人が入って作業をしている。

あの中はどうなっているのだろう。動く足場はどういう風に、中の見えない部分で動いていくのだろう。どうしても中の構造が気になる。階段の手すりの上から覗いて作業を見ていたい。

子供の頃から、エスカレーターが故障する時はどんな動きになるのだろう。ということが気がかりだった。子供の頃の想像では、あのゆっくりのぼり下りしている足場が、突然ものすごいスピードで下に落ちる。でもきっと構造的にそんなことはない。でも構造が分からないから微妙に故障時の動作が予測できず、ソワソワする。だからこそ中を見てみたい。

そんなことを、駅ビルで買い物をしながら考えて、帰りには絶対に覗いてやろうと階段を降りてエスカレーターを下から見上げると、既に足場は元通りはまって、もう動かせそうな状態にまで修理が進んでいた。

早い!
職人たちの仕事ぶりに感動しながらも、中の様子を見れなかった事が悔しいような、それで良かったような、そんな気持ちになった。