2023年3月31日。静岡の金谷にある杉本園さんの茶畑の見学に行ってきた。
茅ヶ崎から杉本園さんまでおよそ2時間半。高速代をケチり箱根新道の坂道を登って途中から高速に乗り向かった。友人から譲り受けた相棒、ワーゲンのポロちゃんはぶぅーんぶぅーんと苦しそうにしながら頑張ってくれた。
予定時刻ぴったりに到着。
栽培方法を転換したお父さん、お母さんとその息子さん、そのまた奥さん、杉本さんご家族が一丸となっての経営。明治時代?から続いているという茶畑の管理。すごいことだ。
茶畑の案内はお父さんが担当してくださった。長く外での仕事をされている方特有の、透き通った瞳の方。お話がお好きなようで緊張はすぐに解けた。
10年ほど前に製造所の近くにできたという富士山静岡空港にまずご案内を受ける。実はコロナ前は立地の良さ、駐車場無料の利便性など相まって利用者の多い空港なのだとか。韓国や中国、福岡や北海道の札幌市内にある空港に直行するそう。
空港の案内をひとしきり受け、一つ目の茶畑へ向かう。
でこぼこ道を通りながら、お父さん自身が歩んできた道の話を聞く。子供の頃はまだ先代が化学肥料や農薬を使った栽培をしていたので、子供ながらに農薬の匂いや刺激が嫌だったという。だから感覚的に化学的なものの使用を無くして行きたいという思いがあったそう。
でこぼこ道の山道をぐんぐん進み、パッと開けた場所に、ここは日本の原風景か?と思うような、のどかで風が通り抜ける茶畑が広がっていた。山の中なので、全体が坂になっており斜面の下の方には黒茶色の毛の山羊が一匹放し飼いになっていた。
続く