内側から外側へと


ホメオパシーに出会い、学び始めて4年が経つ。
深淵で、学べども学べども、きっと終わりのないことなんだろうと感じ、学ぶほどに、そして自分で使用して効果を実感をするほどに面白い。

だけど、ふと考えるのは、自分で治ろうとするのではなく人や薬に治してもらおうとする感覚のままでは、きっとホメオパシーとの向き合い方は少し歪んだものになるだろう、と言うこと。これさえ飲めば治る。というような感覚には注意をしたい。
いくらホメオパシーを取り入れようと、ライフスタイルがぐちゃぐちゃであれば、言うまでもない。

ホメオパシーではその人の「部分」ではなく「全体」を見る。
全体性は一つの重要なキーワード。だからこそ健康な状態を目指すならば、内側に働きかけることに加え、外側=物質としての身体に直接的に働きかける、という両軸で考えることが必要ではないかと感じる。(内側が変われば外側も変わる、ともいうけれど)

実際に、腰と股関節の痛みで苦しむ母を、ホメオパシーで改善には導けていないし、私自身が身体に相当の癖を持っており、その影響を定期的に受ける。その時もやはり直接的なアプローチで治癒に導いてもらっている。

そういうこともあり、外側からの、いわゆる身体への直接的なアプローチへも関心が向きはじめる。学校で学ぶことも本気で考えていはいるが、今すぐに叶えられることではない。

そんな時。父との会話をきっかけに、ホメオパシーの授業で紹介を受けて以降、はまり込んでいた野口晴哉さんが考案した整体法のことが頭をよぎる。野口整体の健康観には深く共感するものであったし、書籍を読んで実践してみても分からない部分が多くあった。不意に、実際に習ってみればいいじゃないか、と思いつく。